道具
バーベキューを始めとするアウトドアのアクティビティには欠かせないナイフ。1本買ってみたいけれど、どんなものを選べばいいのか分からないという人も多いのではないでしょうか。そんな人に向けて、最初の1本の選び方をご紹介します。

 

ナイフの種類は、大きく3つに分けられる

ナイフは構造によって主に以下の3つの種類に分けられています。それぞれ用途や携帯性が異なるので、使用目的に合わせて選ぶようにしましょう。

 

1. シースーナイフ

01img (出典:Amazon.co.jp

 

刃とハンドル部分が一体化した構造のシースーナイフ。刃に使われている鋼材がそのままハンドル部分まで到達しているため、構造がシンプルで故障しにくく、非常に強靭(きょうじん)という特徴を持っています。

 

バーベキューだけでなく、藪の中に入っていくようなハードなアウトドアにも使用したいという場合はこちらがおすすめ。持ち運びの際に刃を傷めないように、鞘(シースー)と一緒に販売されているのが一般的です。

 

2. フォールディングナイフ

02img (出典:Amazon.co.jp

 

いわゆる「折りたたみ式」と呼ばれているナイフです。刃の部分を内側に収納できるため安全性が高く、コンパクトに持ち運びできるのが特徴。その反面、内部の構造が複雑になりやすく、シースーナイフと比べると強靭さには劣るので、ハードな使用には向いていないという一面もあります。

 

バックロック方式、ライナーロック方式、ボトルロック方式など、ナイフによって刃を固定する方法が異なり、それによって使い勝手も変わります。

 

3. マルチツール

03img (出典:Amazon.co.jp

 

ナイフだけでなく、缶切りやハサミ、やすりなどさまざまな機能をコンパクトに収めたマルチツール。1本あれば「道具」が必要なほとんどの場面に対応できるので、アウトドア以外でも愛用している人もいるかもしれません。

 

便利なツールではありますが、こちらも構造が複雑なためハードな使用にはあまり向いていないという点と、多機能になればなるほど重くなり、携帯性が悪くなるという点に注意しましょう。

 

刃渡りが変われば使い勝手も変わる!ナイフの大きさは目的に合わせて選ぼう

ナイフの種類が決まったら、次は大きさ(刃渡り)を選びましょう。ひと口にナイフと言っても、その使い勝手は刃渡りによって異なり、目的に適した大きさのものを選ばないと使いにくい思いをすることになります。刃渡りの分類は人によって異なりますが、まずは以下のサイズを参考にしてみてください。

 

1. 刃渡り3インチまでのサイズ(およそ7.5cmまで)

ハードな用途には使用せず携帯性を重視するなら、まずは刃渡り3インチまでの小型ナイフを選んでみましょう。このサイズのナイフはほとんどがフォールディングナイフのため、折りたたむことでさらにコンパクトになります。

 

あまり小さいと使い勝手が悪いと思う方もいるかもしれませんが、りんごくらいの大きさの果物をカットしたり、ロープを切ったりといった軽い用途であれば、ほぼストレスなく使うことができます。 ただ、あまり小さいものはハンドルも短くなってしまうことに注意。自分の手で持ってみて、しっかりグリップできるかどうかを確かめてから購入するようにしましょう。

 

このサイズのナイフ構造:フォールディングナイフ

 

2. 刃渡り3〜4インチまでのサイズ(およそ7.5〜10cm)

ちょっとした料理や釣りなど、万能に使えるナイフを持ちたいなら刃渡り3〜4インチのサイズがおすすめ。大きくなるぶん携帯性は少し劣りますが、折りたたみできる構造のものがほとんどなのでポケットの中で邪魔になることはないでしょう。

 

このサイズのナイフは各社とも品ぞろえが多く、刃の形状や鋼材など、選択肢が多いのもうれしいポイント。グリップ部分も十分な大きさを確保できるため、用途に合わせてさまざまな持ち方ができ、どんな用途にも使い勝手のいいサイズと言えます。

 

このサイズのナイフ構造:フォールディングナイフ、マルチツール

 

3. 刃渡り4インチ以上のサイズ(およそ10cm以上)

本格的なアウトドアで使用するなら、刃渡り4インチ以上の中型〜大型ナイフがおすすめ。特にたき火をするための薪を取ったり、藪の中に分け入ったりするなどハードに使うことを想定しているなら相応の大きさのシースナイフ(もしくはナタ)を選ぶようにしましょう。フォールディングナイフは故障の原因となるため、刃を打ち付けるような使い方には向いていません。

 

また、魚をさばいたりキャベツなどの大きな野菜を切ったりするなど、ナイフを本格的な料理に使いたい場合も、4インチ以上の刃渡りがあるナイフをおすすめします。

 

このサイズのナイフ構造:シースーナイフ、フォールディングナイフ

 

6cmまでのナイフは持ち歩いてもOK?

ナイフを選ぶうえで見過ごすことはできない銃刀法。一般的に、刃渡り6cmを超えるナイフを携帯するのは銃刀法違反と言われていますが、それ以下のナイフであれば罪には問われないのでしょうか?

 

実は、軽犯罪法には「正当な理由がなくて刃物、鉄棒その他人の生命を害し、又は人の身体に重大な害を加えるのに使用されるような器具を隠して携帯していた者」は拘留又は科料に処するという記述があり、たとえ刃渡り6cm以下であっても、正当な理由なしに刃物を持っていた人は罪に問われることになります。

 

この軽犯罪法には特に刃渡りに関する記述はないため、事実上、どのような刃渡りのものであっても、理由なく持ち歩いてしまうと罪になると認識していたほうがいいでしょう。バーベキューやキャンプなど、アウトドアで使用するのは問題ありませんが、それ以外の場合は自宅でしっかりと保管しておいたほうがよさそうです。

 

新しい道具を持てば、アウトドアはもっと楽しくなる!

ロープを切ったり、火にくべる薪を用意したりと、アウトドアでは大活躍のナイフ。サイズによっては料理にも使えるため、バーベキューに出かける際は1本用意してみてはいかがでしょうか? 愛着のわく道具をひとつ持つと、アウトドアに出かけるのがこれまで以上に楽しくなるかもしれません。

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BBQ公認ライター

鈴木圭
イタリア・ミラノ在住。広告プロダクション、出版社などを経てフリーライターに。在住経験を生かし、海外旅行やイタリア関連のほか、海外Webマーケティング関連のコンテンツなどに記事を書いている。世界で最も肉の扱いに長けているのは、やっぱりアメリカ人かもしれない。好きな焼き方は、丸焼き。